「第70回 邦楽(三曲)鑑賞・教授教室」開催報告

FMまつもと・サンリン共催
「第70回 邦楽(三曲)鑑賞・教授教室」

令和6年7月23日(火)1時間目(8:35~9:25)
松本市蟻ヶ崎の長野県松本蟻ヶ崎高等学校(=音楽科・鈴木千絵先生)の
音楽室において3年音楽選択の生徒10名を対象に
邦楽(三曲)鑑賞・教授教室を開催しました。


以下、生徒の皆さんと鈴木先生から感想をいただきましたのでご紹介します。

【生徒の感想】
・日本らしい音の響きを聴いて、とても懐かしい気持ちになった。「さくらさくら」は特にそういう気持ちになった。
・箏の演奏の時、指がすごい速さで動いていて、目で追えないくらい速さなのに、すごく正確に演奏されていてすごいと思った。磨き上げられた技術に圧倒された。
・尺八の音色にすごく魅力を感じ、少しだけ吹かせていただいた。音が出て嬉しかった。
・尺八の音がたまらなく好き。いろいろな雑音を出せたりするのも、音色のバリエーションになっていて、すごく魅力的な楽器だと思う。
・自分の邦楽のイメージは勝手にゆっくりな曲が多いと思っていたが、アップテンポの曲やかっこういい曲が多くて楽しかった。
・どの楽器も自分のイメージしていた音だけでなく、いろいろな音色があってかっこよかった。
・近い距離で聴くことができて、どのように弾いて、どのような音がするのかじっくり見ることができて楽しかった。
・箏の音色は、爪の有り無しや、弾き方で、音色の違いがたくさんあっておもしろかった。
・洋楽的な奏法や古典的な奏法があり、それぞれに魅力がある。
・今、自分たちが使っている楽器より、「雑音」がたくさん出て、それが良さなのだと感じた。
・単純な作りに見えるのに、多彩な音を表現できるのだなあと思った。

【鈴木先生の感想】
昨年に続いて、邦楽三曲演奏会と、楽器体験を開催していただきました。
現代は、様々な音環境の中にいますが、純粋に邦楽器のみの音色に触れることは、初めての生徒がほとんどで、目の前で繰り広げられる演奏にたくさんの気づきを得たようです。
自分の感性や音楽の世界を広げるきっかけになったのではないかと思います。
また、私自身も、邦楽演奏の響きに浸ることができました。それぞれの楽器の説明もしていただき、改めて邦楽器の音色が自然と通じているような感覚になりました。
本当にありがとうございました。

※毎週月曜日 午前11時30分~午後12時00分 放送
 「日本の伝統音楽 “有賀喜栄の邦楽三曲”」
 番組関連の出前授業です。