第五十二回 番組審議会 議事録

第五十二回 番組審議会 議事録

1.開催期日:令和7年4月4日(金)
 
 
2.開催場所:エフエムまつもと株式会社
※各委員宛に審議番組の音源を送付し電子出席と書類上での審議を実施。
 
   
3.委員出席
  委員総数:5名 出席(提出)委員数:5名
 
 
4.議 事
(1)FMまつもと現状報告
(2)番組審議:「Live Voice In New York」

(1)FMまつもと 現状報告:FMまつもと担当
 局の番組編成ついては、4月・10月が改編時期になります。生番組のパーソナリティにも異動があり、この4月からは木曜日朝の担当がナッツゆうに替わります。また、10月改編に向けて新人を養成中です。4月からの新しい番組表も完成し、市内各所を中心に設置・配布しております。局のホームページにも最新の番組表をアップしておりますのでご覧ください。

(2)番組審議
・「Live Voice In New York」

<審議対象回放送日>
・令和7年 2月17日(月)(再放送:2月20日(木))

<番組概要>
世界中からさまざまな人種が集い、日々新たなトレンドが生まれていく大都市 ニューヨーク。音楽、ファッション、カルチャー、ライフスタイル、食、人…すべての流行の最先端を行くニューヨークの“今”を松本に直送!NY在住のパフォーマー・宮本やこさんがお届けします。
今回審議でお聞きいただく回は、宮本やこさんが15年前にニューヨークで出会い、交友を深めている俳優の水野美紀さんと一緒に立ち上げ駆け出し始めたチーム「AOC」について。水野美紀さんを迎えて収録した全4回のうちの初回放送です。日本のエンタメを底上げし、日本でインバウンド向けのミュージカルを作り、日本の文化をブロードウェイにつなげようと言うプロジェクト「AOC」。初回は宮本さんと水野さんの出会いからこれまで、そして「AOC」の成り立ちなどをご紹介しています。

【宮本やこ プロフィール】
パフォーマー。1999年に渡米。2002年より、ロングランオフブロードウェイミュージカル「STOMP」に日本人初、そして唯一の日本人メインキャストとして2014年まで出演。自身がモデルとなったハリウッド映画も制作され、日本でも24時間テレビなどに出演。また、2000年に立ち上げた和太鼓とダンスのパフォーマンスグループ「COBU(鼓舞)」のリーダーとして、ニューヨークを中心にアメリカ全土にわたって舞台・フェスティバル等で活躍中。

【水野美紀 プロフィール】
1974年生まれ、三重県出身。俳優。1987年にデビュー。以後、フジテレビ系ドラマ・映画『踊る大捜査線』シリーズをはじめ、映画、テレビドラマ、CMなど、数多くの作品に出演。自身が主宰する演劇ユニット「プロペラ犬」では脚本・演出を担当。最近では、舞台やエッセイの執筆を手掛るなど、活動の幅を広げている。現在、NHK 2025年大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢 噺~」に出演中。

<番組審議内容> ※各委員から提出された意見を掲載
(委員1)
・とても興味深い番組でした。ニューヨークからの最新情報を9年間継続した番組ということもあり、アーカイブにも興味を持ちました。普段の日常では知り得ないニューヨークのタイムリーな情報を伝えて貰えるとても興味深い番組で、ラジオの醍醐味を改めて感じました。ご紹介の流れもスマートで、話の展開、聞き出し方が温かく親しみやすさがあり、宮本やこさんの活動にも興味をもちました。女優である水野美紀さんへのインタビューでは、素のお人柄を上手に引き出されていて、宮本やこさんの言葉の使い方も温かく、気持ちよく聴かせていただきました。ブロードウェイへの扉を叩くためのプロジェクトの背景や現状を想像できましたが、宮本やこさんの「日本には外資が入らないまま海外には外資が入っていくルート」と言われていた表現にはニューヨークでの具体的なご経験も聞けたら・・と感じました。水野美紀さんの表舞台の女優業の今と、表舞台でないAOCという活動での具体的なお話しには、これからの活動に期待感を持ちました。ニューヨークの現状では、日本人が横に手を繋ぐことの難しさを知り、新しいことを立ち上げ前向きにいこうとする背景が、スムーズに聞けました。別業種の人や実業家など新しいことにチャレンジする人が耳を貸してくれるという現実を知ったこともリスナーの期待感を持たせるものだと感じました。信頼関係を持ったお二人の仲の良さが凄く伝わりました。

(委員2)
・いつもテレビで拝見している女優の水野美紀さんの表舞台以外の活動のお話ということで、たいへん興味深く聞くことができた。
・日本のエンタメ業界の実情や彼女たちが目指す方向性なども知ることができ、お二人の素敵な関係性も垣間見えた。
・全体的に少し硬い印象はありましたが、全4回の初回放送分ということで、次回以降のお話に期待を持たせる内容になっていたと思う。

(委員3)
・全体的にスローペースなトークだからこそ、掛け合いや内容をより明確にすると、リスナーに伝わりやすくなると感じました。
・初回放送は、番組の意図をしっかり伝える大切な機会です。AOCチーム(プロジェクト)の設置背景や、それに込めた情熱をトークの中で自然に語ることで、リスナーの共感を得やすくなり、第2回目以降の聴取にもつながるのではないでしょうか。
・今回の番組は、身近な話題とは異なるテーマを扱っているため、リスナーの関心を引きつけるのが難しい側面もあるかもしれませんが、新たな視点での挑戦として評価できる取り組みだと思います。今後、さらに魅力的な番組づくりを期待しています。

(委員4)
・番組の内容的には興味深く、全4回の初回として放送されたもので次回も拝聴したいと感じました。構成として初回からもっと「AOC」のことに触れてほしかった。
・収録は聞きやすく、最後の曲の音質もよかったと思います。

(委員5)
・全体的にとても興味深い内容でした
・前半、水野さんの『表』側の女優としての仕事に関する話題では、宮本さんと水野さんのユニークな掛け合いで楽しく聞くことができました。特に、大河ドラマのメイクの話は面白かったです。
・後半、『AOC』については、とても大きな話題で聞き入ってしまいました。日本のエンタメ業界の弱い側面を知ることができました。水野さんが女優以外の活動をしていることも知らなかったので、とても興味深かったです。
・『AOC』の活動等がとても気になるので、2・3話目もぜひ聞きたいと思いました。できることなら、長期の企画としてこの活動を追っていくのも面白いのではないかと思いました。
・宮本さん、水野さんともに終始落ち着いたトーンで話をされていたので、とても聞きやすく、またお二人が普段からとても親しくされている様子が感じ取れたのが良かったです。
・少々、声が響いているように感じられましたが、スタジオではないリラックスした雰囲気も良かったと思います。
 
  
5.審議期間の答申又は意見に対してとった措置の内容
前審議会で指摘された諸事項に関しては、関連部署に伝え、今後の番組作りに役立てるように検討を促した。

                                    以上