第四十二回 番組審議会 議事録

第四十二回 番組審議会 議事録

1.開催期日:令和4年2月28日(月)

2.開催場所:
※コロナ禍の社会状況を鑑みて、今回の番組審議会も各委員宛に審議番組の音源を送付し電子出席と書類上での審議を実施した。

3.委員出席
  委員総数:5名 出席(提出)委員数:5名

4.議 事
(1)FMまつもと現状報告
(2)番組審議:『そばの里 山形村 2021』

(1)FMまつもと現状報告:FMまつもと担当
長野県及び松本保健所管内のコロナ感染状況を鑑みて、当社の生放送ゲスト等のスタジオ出演はリモートにしている。引き続き新型コロナ感染防止対策を強化している。

(2)番組審議
『そばの里 山形村 2021』

<審議対象回放送日>
令和3年12月10日(金) 午前8時30分~午前9時

<番組概要>
・自然の恵みで豊かなくらしを育む山形村。「信州山形村の蕎麦」は、蕎麦通の間ではかなり知られる逸品で、特産品として多くの人に親しまれています。
 この特別番組では、山形村の皆さんにご協力をいただき、村特産の「蕎麦」を中心に山形村の魅力をご紹介。
 また、令和3年10月~11月に開催された『新そば味わい祭り』や年越しそばの受注販売、そして今年で三年目となる山形村民を対象とした「村民そば打ち道場」の様子を参加者のインタビューを交えてお届けします。

<番組審議内容>※各委員から提出された意見を掲載

・2020年にも「そばの里 山形村」を審議したことがあり、2度目の審議となったが、前回の時に比べると、そばに関する話題が身近に感じられ、とても興味を惹かれる内容であった。
・小口アナウンサーをはじめ林会長、上條さん、村田長の説明は、聞き取りやすく、渡 梓さんのミュージックも雰囲気がよく、ゆったりと落ち着いて聞くことができた。
・そば打ち道場の体験者談については、以前は長いと感じたが、今回は適度で人選もよく、そば打ちの難しさを感じながらも、充実した時間を過ごしたことが伝わり、村が目指す地域ぐるみで山形村のそばを広めようという取り組みの成果が出ていると感じた。
・そばの魅力に加え、特産の長芋の紹介もあったが、松本エリアでは贈答用として知れ渡っているが、もう少し山形村ならではの味の深さ、加えて前回の審議の時にも感じたが「やまっちそば」にも触れて欲しかった。
・番組の最後に年越しそばのお知らせもあり、年末を迎えるにあたってよいタイミングであった。時間の関係もあるが、できれば唐沢そば集落について、もう少し触れても良かったのではないか。

・そばを特産品のメインとした山形村の魅力がよく伝わってきた。
・「そば打ち道場」については、現場取材による参加者のインタビューを中心に構成され、臨場感があって良かった。
・会場の場所、参加人数など、基本的な情報を入れると、なお良かった。
・感染対策などの安全性のアピールが欲しかった。
・コロナ渦にあって、難しいとは思うが、試食して味、食感など、いわゆる食リポが欲しかった。

・“そば打ち道場”に焦点を当てた構成は良かったと思うが、山形村のそばの特徴(そばそのものでも、打ち方や食べ方等でもよい)について何か言及が欲しかった。
・参加者のインタビューは、そば打ち体験の内容を想像することができるので、効果的だった。
・そばを切っている音は聞こえたが、ラジオなのでそば打ちの様子が分かるような「音」をもっと入れてもよかったのではないか。
・そばのゆで方で、深めのフライパンを使う、というのは大変に参考になった。
・番組で流した音楽が山形村出身のアーティストによる曲だと最初に紹介すれば、地域をあげてのイベントだという雰囲気が出たように思う。

・導入部分は、おしゃれでテンポも良かったが、そば打ち道場のインタビューが突然始まるなど、もう少し工夫が必要と感じた。
・番組の大半を占めたそば打ち道場は、参加者インタビューからも楽しさなどが伝わってきて良かった。参加者人数、年齢構成などの内容が盛り込まれるとなおよかったのではないか。
・そばの魅力は十分に伝わってきたが、内容が村民向けなのか、村外への発信なのかあいまいに感じた。
・個人的にも山形村のそばは、居住地が近隣なので、子どもの頃から食べる機会もあり、県外の親戚、友人も案内したこともある。実際に食したそばは美味しいとの感想であり、観光協会のスタッフが言っている通り「美味しいものを地道に提供」し、山形村のそばのファンを増やしていってほしいと思う。

・放送日のタイミングと、12月の年末の計画を立てる中での番組の内容がとてもマッチしていて、年越しそばや長芋の旬な情報を入手できとても良かった。
・山形村についての情報がとても分かり易く伝わってきた。パーソナリティのおぐっちゃん(小口春菜さん)の出身地ということもあり、山形村の魅力を伝えたいという想いがとても伝わってきた。
・番組の組み立てが良くとても聴き易かった。「松本市の西に位置する・・」で、そばの里山形村の土地感がイメージでき、その場所での特産物がそばであることが分かったうえ現地のお店の状況が分かる。また、地元で開催されているそば道場については、参加者の生の声から講師の声へとの流れが、とても聴きたく知りたくなる魅力があった。
・山形村は蕎麦が有名とは知っていましたが、蕎麦打ち道場があることを初めて知り、参加者の生声を聴いて自分も参加したくなった。番組を聴いて、自分で蕎麦を打ってみたい醍醐味をとても感じた。
・講師がリスナーに実践できることを教えたり、講師が質問に応えてくれたところが良かった。例えば、そばの茹で方アドバイスは大切な部分であり、家庭で茹でるときのコツを聴いてくれた箇所など、また専門の講師の方からのアドバイスはとても役に立ち、そばに親しめる要素になると思った。
・山形村の取り組みを知ったり、現地の声が聞けてとても親近感が湧く番組で素晴らしいと思った。また、山形村出身のシンガーソングライターの選曲が良く、そのシンガーの情報もさらっと入っているところがスマートに感じた。番組が聴きやすく、冒頭「番組が終わる頃にはお蕎麦食べたくなっしゃいますよ~」と言われたように、山形村の蕎麦が食べたくなった。

5.審議期間の答申又は意見に対してとった措置の内容
前審議会で指摘された諸事項に関しては、関連部署に伝え、今後の番組作りに役立てるように検討を促した。

                                    以上