第三十八回 番組審議会 議事録
1.開催期日:令和3年2月25日(木)
2.開催場所:
※コロナ禍の社会状況を鑑みて、今回の番組審議会も各委員宛に審議番組の音源を送付し電子出席と書類上での審議を実施した。
3.委員出席
委員総数:5名 出席(提出)委員数:5名
4.議 事
(1)FMまつもと現状報告
(2)番組審議:「Hata 79.1」
(1)FMまつもと現状報告:FMまつもと担当
・当社のスポンサーにおける営業不振で、当社売上に影響が出ている。
・公開生放送や生中継番組の中止、松本広域における中小企業の業績悪化によるCM等の解約による減収に対して、どのように補填していくかが課題。
・コロナ禍の先の見えない状況は、社員やパーソナリティの日常業務に閉塞感を与え、強いては業務運行に影響を及ぼしている。
(2)番組審議
「Hata 79.1」(提供:各社)
<審議対象回放送日>
令和3年1月15日(金) 午後6時00分~午後6時15分
<番組概要>
松本市波田エリアの地域密着情報番組。審議対象回(令和3年1月15日(金)放送分)は、松本市波田地区出身のバレリーナ・清沢飛鳥さんをゲストに迎えてお届けする300回記念放送。
■番組制作コメント
清沢飛鳥さんは、アメリカ・シカゴの『ジョフリーバレエ団』に所属し世界を舞台に活躍するプロバレエダンサー・清沢飛雄馬さんの妹で、ご自身もアメリカ・サンフランシスコにあるバレエスクール『シティバレエ オブ サンフランシスコ』に通いながらプロを目指し、練習を重ねています。現在は、新型コロナウイルスの影響で松本の実家に戻ってきているため、時差のある中でオンラインレッスンを受けるなど、コロナ禍という状況下でも努力を続ける彼女にスポットを当ててお届けします。
【審議】※各委員から提出された意見を掲載
・前回は山形村、今回は波田地区ということで、松本をさらに分化しての番組作りは、当局らしくて良い。
・私は、音楽&バレエなど芸術関係が大好きで、ひたすら「観られなくて残念!」という印象だったが、今回はおおいに楽しめた。ラジオは想像力たくましくならざるを得ないということが良いとあらためて思った。
・インタビュアの話し方テンポが良く、間延びも無くて、声もよかった。
・地域の小さな局であればこそ、意識はグローバルが望ましいと考え、その意味でも、地域出身者で海外において活躍する人をたくさん紹介してほしい。逆に、海外から来て働く人(訓練生など)や定住者の出演もお願いしたい。様々な意味でも「少数派」の紹介をお願いしたい。
・70歳の現在、毎日PC&スマホ、新聞・読書の日々で、TVはやめてラジオにしようかと、目の健康を保つためにもまじめに考えている。「目の健康」番組を放送していれば、ラジオ聞きながら、目の体操ができると思う。
・この番組の200回記念には、波田出身のバレエ界で活躍している清沢飛雄馬さんを、また今回の300回記念では、妹の飛鳥さんを招いたのは、とても良い企画であると感じた。また、記念番組としてのインパクトや番組が継続している感をリスナーに与えたと思う。しいては、番組の存在価値を改めて感じさせられる内容だったと思う。
・飛鳥さんのバレエに対する思いや体験を知ることで、リスナーもバレエという舞台芸術の捉え方、とりわけ外国における取組み姿勢を知ることができた。
・飛鳥さんが、コロナ感染症対応の中で苦労していることもよく分かった。飾らぬ言葉に親近感を感じながらも、「ちがくて」「やっぱ」という今どきの高校生言葉に対しては、話し言葉の大切さを知って欲しいと思った。
・川澄さん、下地さんの落ち着いた語り口、そして高橋優さんの「陽はまた昇る」の曲への流れも良かったと思う。
・FMまつもとならではの地域密着型の番組づくりが良い。
・バレエの世界の深さを若い明日香さんに素直に語ってもらうことで、親しみ易く感じた。
・若い世代の頑張りや挑戦する姿勢、気持ちが素直に伝わってきた。
・下地さんの発言、参加がもう少し欲しかった。
・地域の発掘、盛り上げに一役買う良い番組で、今後に期待したい。
・1対1のインタビューと違って、3人の会話がテンポよく、聞きやすくてあっという間の15分だった。
・特にパーソナリティの問いかけが、自然に話を引き出していて、バレエに興味がなくても面白く聞けた。
・地元出身で夢に向かって輝いている若い人の話はなかなか聞く機会がなく、こういう企画はコミュニティFMならではの強みだと思うので、ぜひ続けてほしい。
・バレエの修行をしている人々がどのような生活を送っているのかがよくわかり、滅多に接することがない貴重な話を聴くことができた。
・清沢さんは17歳ということでしたが、話し方も落ち着いて、歯切れもよく、放送としては大変聴きやすい。
・前の回を聴いていないので、経緯はわからないが、清沢飛鳥さんが波田でどのような子供時代を過ごしたのかが伝われば、コミュニティ色が出てくるのではないか。
5.審議期間の答申又は意見に対してとった措置の内容
前審議会で指摘された諸事項に関しては、関連部署に伝え、今後の番組作りに役立てるように検討を促した。