第三十五回 番組審議会議事録

第三十五回 番組審議会 議事録

1.開催期日:令和2年5月20日(水)

2.開催場所:
※新型コロナウイルス感染症拡大の社会状況を鑑みて、
今回の番組審議会は各委員宛に審議番組の音源を送付し
電子出席と書類上での審議を実施した。

3.委員出席
  委員総数:5名 出席委員数:5名
  放送事業者側出席者:3名

4.議 事
(1)FMまつもと現状報告
(2)番組審議:『エフエムまつもと スポーツSP「Road to Victory」番外編
~B2中地区優勝おめでとう!信州ブレイブウォリアーズ~』

(1)FMまつもと現状報告:FMまつもと担当
・コロナウイルス感染症拡大の影響で当社業務・売上にも大きな影響が続いている。
・社員、パーソナリティ、アシスタント、ゲストにおける 出勤シフト・出演方法の
 変更等をはじめ、感染症対策の仕切り設置など予期しない手間と時間を費やした。
・スポーツ中継をはじめ、各種イベントの延期・中止が続いており、
 当社収入の主力である多くの生中継番組が行えない状況となっている。
・今後の日常業務に於ける施設のコロナ対策や、今後も長期にわたって
 コロナ対応処置が予想されるため、社員やパーソナリティのメンタル面への
 悪影響が心配される。

(2)番組審議
『エフエムまつもと スポーツSP「Road to Victory」番外編
~B2中地区優勝おめでとう!信州ブレイブウォリアーズ~』

<審議対象回放送日>
令和2年4月11日(土)午後6時~午後7時
(再放送)4月12日(日)正午~午後1時

【インタビュー出演者】
・武井弘明選手(松本市出身)
・西山達哉選手
・ウェイン・マーシャル選手
・勝久マイケル ヘッドコーチ

<番組概要>
今シーズン B.LEAGUE B2中地区優勝を果たした「信州ブレイブウォリアーズ」の
特別番組。3月20・21日の松本大会が中止となったため、
中継内ハーフタイムでオンエア予定だった選手のインタビューや取材音源を中心に、
信州ブレイブウォリアーズを応援する地域の皆さんからの
お祝いメッセージなどを交えて放送する。

【審議】※各委員の審議内容を記載
・1時間連続のラジオ番組を聴取したが、全編を通して楽しかった。
・あらためて、ラジオというのはじっと聞くのではなく「・・ながら」のものだと感じた。
 今回の番組審議会に使用した番組が、後に「新型コロナの記録番組」と言われれば
 良いと思う。
・日本語が苦手なウェイン選手には英語で話してもらっても良かったかもしれない。
 ウェイン選手へ英語でインタビューができれば、一層よい雰囲気になったと思う。
 コロナ禍でなくとも「外国籍」や「外国人」への対応が 今、クローズアップ
 されているからこそ一歩踏み込んでインタビューすれば、FMまつもとの姿勢が
 表現できるのではないか。                
・外国人選手のインタビューについて、勝久マイケルヘッドコーチが
 とても的確に気持ちを伝え、さらにチーム 状況、今後の目標にも触れていただき
 わかりやすかった。

・音楽がバスケットボールチームのイメージとマッチしており、とてもよかった。
・応援する人々の声も聴くことができて、チームが地域に愛されていることも
 知ることができ、バスケットボールに興味のないリスナーでも楽しめる内容であった。

・優勝記念特番として意義深い。
・バスケットボールのファン向け番組とは思うが、ルール、リーグのシステム等、
 一般向けの説明が欲しかった。
・冒頭のインタビューが長く、番組への興味の維持が難しかった。
・ずっとBGMが流れているが、必要だったかいささか疑問。
・CDのせいなのか、PCのせいなのか、20分再生経過後
 ぶつ切り状態となり、最後まで聞けなかった。

・冒頭の社長インタビュー時に、BGMの重低音が響いて
 インタビューの音声と重なって少し聞きづらい箇所があった。
・選手、コーチのインタビューでは、選手同士のやりとりがおもしろくて、
 試合を観たことがなくても観てみたいと思わせるような雰囲気だった。
 ブースターにとってはコロナの影響で生の試合が観れない中、
 こうした番組はとても嬉しい企画だと思う。
・パーソナリティのインタビューの進行が、テンポがよく軽快で、
 聞きやすかった。
・前半のインタビューは興味が沸く内容だったが、長くンタビューや
 応援メッセージが続くと、バスケットが身近でない人にとっては
 60分番組は少し長く感じるかなと思う。

・FMまつもとが地元のプロチームをじっくり取り上げることは
 十分な意義があると思う。
・「地元のブレイヴウォリアーズを応援すること」
 「地元プロスポーツチームを取り上げることでリスナーが地域をよりよく理解できるようにすること」
 「地域住民に親しまれる番組を制作することで“FMまつもと”のリスナーを少しでも増やすこと(を通じて、災害時などにコミュニティFM局としてより効果的な役割を果たす)」
 以上の点に意味があると思う。
 そういった観点から改善の余地があると感じた。
 第一に、ブレイヴウォリアーズは北信を拠点とするチームなので、
 松本周辺ではバスケット関係者でなければ細かなところはわからない、と
 考えるべきであり、例えば、B2の編成(東・中・西地区やチーム数、
 昇格の仕組み等)など概要に触れる工夫は必要だと感じた。
 番組では後半で、逆にたまたまでしょうが、インタビューをされる側の
 人間がその点を説明しているようなところがあった。
 第二に、全体として、仲間内だけを相手にしているような印象を受ける
 番組になっているので、チームとしてもFMまつもととしても、
 今後の広がりを考えるのであればBリーグに詳しくない人たちへの
 ちょっとした配慮が欲しかった。
 
・信州のチームがB1への昇格を決めたときでもあり、
 今後、グランセローズも含めて様々な取り上げ方を考えていただきたい。

5.審議期間の答申又は意見に対してとった措置の内容
 前審議会で指摘された諸事項に関しては、関連部署に伝え、
 今後の番組作りに役立てるように検討を促した。

                                        以上