「第65回 邦楽(三曲)鑑賞・教授教室」開催報告

FMまつもと・サンリン共催
「第65回 邦楽(三曲)鑑賞・教授教室【邦楽鑑賞会】」

令和6 年1月10 日(水)12:40~13:30
松本市県の長野県松本県ケ丘高等学校(=音楽科・渡辺亜希子先生)の
音楽室において、2年生の音楽選択者:6名を対象に
邦楽(三曲)鑑賞・教授教室を開催しました。


以下、生徒の皆さんから感想をいただきましたのでご紹介します。

【生徒の感想】
・筝でこんなにも強弱や表現がつけられることに驚いた。私たちも授業で「さくら」を演奏したが、それとはまた違って飾りの部分がとても綺麗だった。尺八は音を鳴らすのがとても難しいとお聞きしたが、実際の演奏はとてもなめらかで本当にすごいと思った。
・筝や尺八で演奏される曲というのは、もっとテンポが遅くてあまり展開が変わらない退屈なものだと思っていたが、ゆったりと曲が始まっても、その曲の中にとてもテンポが速い瞬間があったり、現代の曲でもかっこよく演奏できたりすることを知ることができた。
・日本の音楽は割とゆったりなイメージがあったが、曲聴いた筝の曲は結構速くてびっくりしました。トレモロも予想以上に速くて衝撃!!尺八は意外と音を出すのが難しそうで、やってみたいなと思いました。
・授業で押し手をやった時は力の入れ方が難しくて音をうまく変えることができなかったが、プロの方は重心をうまく使って半音、全音を使い分けて音を下げていた。伝統的な楽器は強弱をつけない印象があったが、尺八はもちろん、筝も弦をはじく強さで曲に強弱をつけていた。
・中学の音楽の授業で筝を弾いてから気に入っていたが、本物を生で初めて聴いた。私たちが弾いているのより比べ物にならないくらい力強くはっきりとした音だった。色んな奏法があり、より深めてみたいと思った。楽器が3台しかないにも関わらず、音の迫力と日本の穏やかな感じを表現していて感動した。三味線を弾いた時には思ったよりも簡単に音が出て弾くことができたが、押さえる場所の目印などもなく難しそうだなと感じた。日本ならではの音楽を生で聴くことができて本当によかった。
 
※毎週月曜日 午前11時30分~午後12時00分 放送
 「日本の伝統音楽 “有賀喜栄の邦楽三曲”」
 番組関連の出前授業です。