「第57回 邦楽(三曲)鑑賞・教授教室」開催報告

FMまつもと・サンリン共催
「第57回 邦楽(三曲)鑑賞・教授教室【邦楽鑑賞会】」

令和5年4月21日(金)2時間目(10:50~11:35)
安曇野市明科の安曇野市立明北小学校(=音楽専科・松下由起子先生)の
体育館において、4・5・6年生43名、職員5名を対象に
邦楽(三曲)鑑賞・教授教室を開催しました。

今回も新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じて実施しました。


児童の皆さんと松下先生から感想をいただきましたのでご紹介します。

【児童 感想】
・しゃくはちやことをひいてくださり、ありがとうございました。きれいな音色で、とても楽しく、心がきれいになりました。いろいろな曲をひいてくださりありがとうございました。(4年)
・ことを見て、げんをひいているとき、ゆびや手がはやくて見えませんでした。これを見てぼくは「ぼくだったら、はやすぎてひけない。」と思いました。ぼくもできればひきたいです。(4年)

・今日はとてもすばらしいえんそうをありがとうございました。琴、尺八、三味線のえんそうで、どれも一位二位ときめられないほど、いいえんそうでした。私も母から教わって琴をやっているのですが、なめらかな音でかなでていて、いつか私もひけるようになって、ほかの小学校でも発表したいと思いました。(5年)
・今日はすてきな琴や三味線、尺八の音をきかせてくださってありがとうございました。特に琴は、音楽の時間に「さくら」を少し演奏したから、とくに印象に残ったからすごいと思いました。今回もすごくいい演奏をきかせてくださったから、またすばらしい演奏をきかせに来てください。(5年)
・今日はとてもすばらしい演奏をありがとうございました。ぼくは、きれいな音色などにびっくりしました。ぼくも一度、音楽の授業で「さくら」をやりましたが、むずかしかったのに、両手でやっていてすごいと思いました。尺八も音がすごくきれいでした。ぼくはリコーダーしかやったことがありません。(5年)

・今日は琴、三味線、尺八という、ふだん見たりきいたりできないものを、きいて見ることができてよかったです。最近、動画で見たけど、生では全然ちがって、迫力があってすごかったです。(6年)
・すてきなえんそうをありがとうございました。高い音から少し低い音の琴があって、それぞれの音色が合わさってとてもきれいでした。尺八や三味線などは、その音楽を支えてくれる大切な楽器なので、ひいてみたいです。どの曲もとてもきれいな演奏でした。6年なので、きくのが最後になってしまうけど、またききたいです。ありがとうございました。(6年)
・すてきな音色、ありがとうございます。感想でも言ったとおり、ぼくはふだん琴や尺八などの楽器の音や演奏をきくことがないので、本当に今回きけてよかったです。(6年)
・今日はいろんな種類の楽器でいろんな演奏をしてくださりありがとうございました。琴ではいろんな音をはやくひけてすごいと思いました。私も尺八や三味線をひいてみたいと思いました。(6年)
・琴は昔、たたみに座ってひいていた、尺八はお坊さんがふいていた、と初めて知りました。琴、三味線、尺八は、ふだんきかないから、今日の邦楽教室で、どの楽器にはどんな歴史があるのか知れました。はやくひいたり、のばしたりしていて、きれいでした。(6年)

【松下先生 感想】
今年度も開催していただき、ありがとうございました。
子どもたちは例年、4年生の3学期に日本の音楽に親しみ「こと」に触れ、「さくらさくら」の旋律の演奏に挑戦していますが、尺八や三味線の演奏を目の前で聴く機会はほとんどありません。ですから高学年の3年間はとても貴重な経験をさせていただいております。「紅蓮華」や「千本桜」など耳慣れた曲は体を動かしながら聴いていたり、「春の海」なども弾き方などに興味を持って手や指の動きを見たりしている児童もいました。楽器の歴史やつくりなどもわかりやすく説明していただき、更に楽器への興味も持てたのではないかと思います。
今年度も貴重な機会を、本当にありがとうございました。また来年度もよろしくお願いいたします。

 
※毎週月曜日 午前11時30分~午後12時00分 放送
 「日本の伝統音楽 “有賀喜栄の邦楽三曲”」
 番組関連の出前授業です。