第四十四回 番組審議会 議事録
1.開催期日:令和4年8月26日(金)
2.開催場所:
※コロナ禍の社会状況を鑑みて、今回の番組審議会も各委員宛に審議番組の音源を送付し電子出席と書類上での審議を実施した。
3.委員出席
委員総数:5名 出席(提出)委員数:5名
4.議 事
(1)FMまつもと現状報告
(2)番組審議:『夏をかけぬけろ!高校球児達!! 2022』
(1)FMまつもと現状報告:FMまつもと担当
長野県及び松本保健所管内のコロナ感染状況を鑑みて、当社のゲスト等スタジオ入室者の出入りを制限し、ゲストはリモート出演で引き続きコロナ感染防止対策を強化している。
(2)番組審議
『北尾トロのヨムラジR』
<審議対象回放送日>
(1) 令和4年6月28日(火) 午後5時30分~(松本工業高等学校、東京都市大学塩尻高等学校)
(2) 令和4年6月30日(木) 午後5時30分~(松商学園高等学校)
<番組概要>
甲子園出場を目指して日々頑張る中信地区の高校球児たちにスポットを当て、野球部員たちの生の声をお届けする応援番組が3年ぶりに復活!
7月9日(土)開幕の「第104回 全国高等学校野球選手権長野大会」に先駆けて放送した番組の中から、6月28日に放送した松本工業高等学校と東京都市大学塩尻高等学校のインタビューと、6月30日に放送した松商学園高等学校のインタビューをお聞きいただきます。
<番組審議内容>※各委員から提出された意見を掲載
・地元の高校野球を応援する地域に密着したタイムリーな話題で、夏にふさわしい、在ってしかるべき良い番組だと思う。
・女性アナウンサーの明るくハッキリした声が、さわやかで気持ちが良く、番組にふさわしく感じた。
・インタビューは、監督、選手、マネージャーだけではなく、応援する立場の生徒にもあれば良かったと思う。
・時間の都合もあると思うが、野球に詳しい解説者的な方をゲストに迎え、各チームの特徴やエピソードなどを語ってもらうと、番組にさらにふくらみが出たと思う。
・松本近隣の高校野球チームを紹介し、地元住民からの応援につなげる番組であり、ムードも盛り上がってくる県大会直前の時期でもあるので、全体にもっと元気や活気が出るような演出が欲しかった。
・インタビュアーが、盛り上げるようなトーンで話を振るような工夫があればよりよかったのでは。
・松本工業や都市大学塩尻の場合も、バックに球音を盛り込むと効果的だったのではないか。選手やマネージャーの受け答えで、何か原稿のようなものを読んでいるような印象を受けた。
・毎年のことだと思うので、リスナーが「球場に足を運んで応援しよう」という気持ちになるような工夫を考慮したい。
・松商学園はさすが強豪校だけあって、監督・選手の話の内容が具体的で、的が絞られているように感じられた。目標や現状での課題などが抽象的でなく、よく理解できた。
・野球をやることの意味を問うのは、監督や選手の考え方がよくわかるので、大変参考になった。
・聞き方を様々に変えて話を引き出すようにすれば、来年はもっとよくなると思う。
・スペシャルプログラムで松本地域周辺の応援番組としてとても温かく元気が出る番組だった。
・長野大会が始まる直前の放送日のスケジュールも丁度よく、甲子園への盛り上がりをラジオで伝える応援番組は地域を温かくするものと思う。
・それぞれの学校紹介、監督の話からはチームの課題や取組み、また生徒への想いが伝わった。
・番組概要に沿った内容で、高校球児にスポットを当てた生の声がそのまま届いていてよかった。
・インタビュアーの方々の投げ方も自然でとてもいい内容だった。
・チームのスローガン、特徴、強み、日々心掛けているところ、精神面への投げかけ、苦労した点、目標、どれも聞きたい内容であり、野球への向き合い方を聞くことで応援したくなった。聞いていて青春を感じることができ、どの世代にも共感する内容だと感じた。生の声が出ていたことでそれぞれの学校の特徴が伝わった。
・チームのスポーツ精神は、どの監督も生徒への想いが共通するところであり、甲子園を目標に野球を通して学ぶことが大きいことは素晴らしい経験だと思う。
・野球を通して、勝ち負けだけではなく精神面など野球に対する監督の生徒への想いが聴いているリスナーにも伝わり、甲子園の舞台を目指して取り組む生徒の学びを感じられとても好感が持てる内容だった。
・マネージャーの生の声も入っていてよかった。
・番組の音響もとてもテンポがよく甲子園の熱烈な雰囲気が伝わり聞いていて、甲子園の時季を楽しみたくなる興味をそそる聴き続けたい内容の番組だった。
・(6月28日分)打球音やブラスバンドのBGMが、高校野球らしさを盛り上げて、いよいよ始まるというわくわくした期待感が持てた。
・一方、18秒くらいのブラスバンドのフレーズの繰り返しが2分30秒くらいまで続くのが頭で回るのと、管楽器の音がアナウンスの声と重なり、冒頭の紹介が聞き取りづらいように感じた。
・インタビュー中のBGMも、若干、音量が大きく感じた。・各学校への一問一答形式のインタビューなので、どのチームも同じようになってしまうところは、それぞれの特徴がもう少しはっきりわかるような内容になるとより面白く聞けると思った。
・(6月30日分)限られた時間でのインタビューなので難しいのですが、学生コーチという立場が珍しかったので、学生コーチの視点から見たチームについてなど、もう少し話を聞いてみたいと思った。
・学校紹介に続いて、監督、選手等に対するチームの特色や課題、目標などのインタビュー、最後に、各チームの対戦予定の紹介と、限られた時間の中で、チームの情報がわかりやすく伝わる構成になっていた。
・東京都市大学塩尻高等学校のマネージャーや松商学園高等学校の学生コーチなど監督や選手以外のインタビューは、様々な立場でチームを支えている人の思いも伝わり好感が持てた。
・インタビューは、当然ながら予め用意した質問の受け答えで、淡々と進行している印象だが、松商学園高等学校のインタビューは、インタビュアーが自分自身の印象や感想を織り交ぜて質問することで、結果、他の二校に比べ監督や選手等の人柄や大会にかける思いを引き出していたように思う。
5.審議期間の答申又は意見に対してとった措置の内容
前審議会で指摘された諸事項に関しては、関連部署に伝え、今後の番組作りに役立てるように検討を促した。
以上