第四十一回 番組審議会 議事録

第四十一回 番組審議会 議事録

1.開催期日:令和3年11月26日(金)

2.開催場所:
※コロナ禍の社会状況を鑑みて、今回の番組審議会も各委員宛に審議番組の音源を送付し電子出席と書類上での審議を実施した。

3.委員出席
  委員総数:5名 出席(提出)委員数:5名

4.議 事
(1)FMまつもと現状報告
(2)番組審議:『まつもと City Navi』

(1)FMまつもと現状報告:FMまつもと担当
・長野県及び松本市保健所・松本保健所管内のコロナ感染状況の緩和により、当社のゲスト等スタジオ入室者のリモート出演を生出演に変えた。引続きコロナ感染防止対策は強化している。

(2)番組審議
『まつもと City Navi』

<審議対象回放送日>
令和3年9月30日(木)午前7時30分~午前7時45分
(再放送:令和3年10月2日(土)午後0時30分~午後0時45分)

<番組概要>
・松本市政広報番組として松本市の最新の情報をお届けする15分間。毎回松本市の職員が登場し、知っているようで知らなかった行政の情報についてお伝えしていく。
 9/30放送回は、松本市役所 環境・地域エネルギー課の杵淵愛さんに、食品ロスの現状や、松本市発祥の「残さず食べよう!30・10(さんまる いちまる)運動」について、また松本市の食品ロス削減に向けたさまざまな取り組みについてお話いただく。

<番組審議内容>※各委員から提出された意見を掲載

・市の広報番組ということで、固いお知らせ番組というイメージがあるが、今回の放送は、市役所環境地域エネルギー課の担当者が、落ち着いた丁寧な語りで、とても聴きやすく、食品ロスの取り組みについて理解が深まる内容であった。
・放送日も10月の食品ロス削減月間に併せて9月末、再放送を10月初めに実施しており、広報番組としてのタイミングも適切であると感じた。
・応援大使のガンズくん、キャンペーンの曲も「残さず食べよう運動」を盛り上げていること、10月30日が松本市の30・10運動から設定されたことなど、力を入れていることはとても理解できた。
・一方で、食品ロスの削減が必要で、実際の活動や日々の暮らしの中で感じている市民の意見、とりわけ女性や児童、生徒などの意見が放送されると運動への理解がさらに深まったのではないかと感じた。
・今回のような市民協力が求められる事業については、市民、事業者(販売店舗)からの声を取り入れることを検討されたい。
・松本市の食品ロス削減の取り組みがコンパクトにまとめられ、分かり易かった。
・ナビゲーターの小出さんの自然な感じのコメントが良かった。
・市政番組にはありがちだが、説明原稿を読んでいる感じが否めなかった。
・食品ロスに取り組んでいる人の意見や市民の感想があると、もっと膨らみが出た。
・松本市に“環境地域エネルギー課”があることを聴取者もほとんどは知らないだろうと思われるので、この課の生い立ちを簡単に説明して欲しかった。
・“3010運動”といえば通常は、宴会等での最初の30分と最後の10分に食事に集中することだと大勢が理解しているので、毎月10日と30日の運動だという説明も必要だと感じた。
・「まつもとCity Navi」は、松本市の広報番組として年間約50番組を放送している。この番組には、事業を担当する若手職員が出演し、その担当の視点で放送することにより、若いリスナーをはじめ幅広い世代のリスナーに、松本市の取り組みやイベント等を身近に感じてもらおうと考えている。
・一方で、職員にとっては、この番組に出演することを通じて、どう自分の事業を、分かり易く伝えられるかを考える良い仕事となっている。今の市政運営において、重要とされているのが戦略的な情報発信であり、これまで以上に、職員が言葉の力、伝える力を向上させなければならないと考えている。
・これからも、番組に寄せられた意見のフィードバックや、番組審議会、エフエムまつもとパーソナリティの皆さんからの意見を参考にしたい。
・この番組は、地域に生活する者に必要な松本市政の旬情報を分かり易く伝えてくれる番組で、タイトルも朝の情報番組としておしゃれである。
・市政の暮らしに役立つ知識や最新の動きが分かり、杵淵さんの話が伝わり分かり易かった。
・改善の要望として、(番組のイメージもあるが)番組のトーンや聴き方も狙ってイメージの作成が欲しい(朝の番組なので、もう少し明るく爽やかさが欲しい)。
・受取や質問の仕方が、淡々とした印象なので、杵淵さんの言葉を拾いながら盛り上げて欲しい。
・担当者が伝えたい大切な部分を、さらに呼びかけたり繰り返せばより耳に残ると感じた。
・会話形式の番組なので、自分ごととして捉えられるようにナビゲーターに「一緒に、何何しましょう」と言った会話があれば良いと思った。
・「松本市の生活を一緒に知っていく」というスタンスで、知っている部分も知らない部分も考慮した聴き方が求められると思う。

5.審議期間の答申又は意見に対してとった措置の内容
前審議会で指摘された諸事項に関しては、関連部署に伝え、今後の番組作りに役立てるように検討を促した。