第三十六回 番組審議会議事録

第三十六回 番組審議会 議事録

1.開催期日:令和2年8月19日(水)

2.開催場所:
※コロナ禍の社会状況を鑑みて、前回の番組審議会と同様に今回の番組審議会も各委員宛に審議番組の音源を送付し電子出席と書類上での審議を実施した。

3.委員出席
  委員総数:5名 出席委員数:5名
  放送事業者側出席者:3名

4.議 事
(1)FMまつもと現状報告
(2)番組審議:松本県ヶ丘高校 文化祭スペシャル番組
『縣陵祭ラジオ ~30分間のHigh!~』

(1)FMまつもと現状報告:FMまつもと担当
・新型コロナウイルス感染症の影響で当社業務に支障が継続している。
・社員、パーソナリティー、アシスタント、ゲスト、外部発注スタッフにおける出勤・出演等活動シフト調整が困難。
・当社収入の主力であるイベント中継や生中継番組の多くの中止、松本広域における中小企業業績悪化によるCMの解約等による減収が続いている。
・コロナ禍の終息が見えない状況は日常業務に閉塞感を与える。

(2)番組審議
松本県ヶ丘高校 文化祭スペシャル番組
『縣陵祭ラジオ ~30分間のHigh!~』

<審議対象回放送日>
令和2年6月27日(土)午後2時30分~午後3時
(再放送)6月28日(日)正午~午後0時30分

<番組概要>
今年は新型コロナウイルスの影響で一般公開の文化祭が開催出来ないため、県ヶ丘高校の生徒たちが文化祭の新しい形「オンライン文化祭」を企画。
多くの方にラジオを通して県ヶ丘高校を知ってもらおうというコンセプトのもと、生徒たちが中心となり、30分間の番組「ラジオの文化祭」を文化祭当日にオンエアした。
文化祭の名前にもなっている「縣陵」の由来や、特徴的な応援団についてなど、各学年のインタビューを交えて様々な角度から県ヶ丘高校の魅力を届ける。
※打ち合わせ、収録に際しては出演者・スタッフの体調チェック、検温、手指アルコール消毒並びに機材の消毒、スタッフのマスク着用の徹底、定期的な換気等の可能な限りの対策を行い実施した。

【審議】※各委員の審議内容を記載
・「高校生が作った番組」を放送する企画は良い。今後、他の高校や大学生、中学生、小学生が企画した番組があれば良い。
・残念な点は「生」の収録ではなく、ほとんどがカンペの棒読み状態で、どこかに「実況」や「ぶっつけ本番」があると良かった。
・コロナ禍の状況下であるからこそ、「高校生ならではの工夫」が欲しい。
・失敗を恐れず番組制作に向かって欲しい。
・コロナ禍の高校生活(自宅学習でも)ってどんなもの?友達との交流は?受験への対策は?・・など本音で語って欲しい。
・高校生としての自分なりの「貴重な体験」は良かったが、聴取者がいることへの配慮が足りない。
・楽しかった、あるいは勉強になったなどという評価を得ることを自己満足でなく目指すべきことを、高校生には学んで欲しい。

・学生が中心となって松本県ヶ丘高等学校の現況を紹介し、初々しさと学生生活を楽しんでいる様子が伝わってきた。多くの学生が登場することで、皆で盛り上げようとする姿勢も感じられた。
・文化祭のテーマソングは、ボーカルの音声とバックの音量とがアンバランスで聞き取りにくい、また縣陵祭の当日放送する内容としては、少し物足りなさを感じた。
・オンライン文化祭での企画内容にほとんど触れなかったので、リスナーがオンライン文化祭にアクセスすること(限られた範囲、学生しかできないのかもしれませんが)はあまりなかったのではないか。
・いくつかの発表内容の予告が放送されればもっと良かった。

・高校生たちが自ら作り、初々しさ、清々しさが伝わってくる。
・説明や感想発表が多い感が否めないが、そこがかえっていい味を出している。
・一般聴取者が楽しめる内容(コンサートの中継など)があれば、なお良い。
・新型コロナウィルスの影響下にあって、大変意義ある良い試みと思う。
・今後もこのように工夫した番組作りすることを期待している。

・進行する二人が初々しく、掛け合いがほほえましく好印象だった。
・文化祭の番組だったので、正直、高校生ではないリスナーが聞いて興味を持てるのかと思いながら聞きはじめたが、いい意味で裏切られた。
・テーマ曲の披露で文化祭らしい高揚感があり、普段の学校の様子が知れる多くのインタビューや応援団のエールもあり盛り沢山で、メリハリもあり飽きない構成だった。
・話題を切り替えるときは、BGMの曲調を変えるなど、スムーズで違和感なく聞けた。
・コロナ禍でさまざまな活動が制限される中、工夫をして前向きに楽しみながら取り組んでいる学生たちの雰囲気が伝わってきて、さわやかな明るいエネルギーをもらえる番組だった。

・県ヶ丘高校の雰囲気がよく伝わり、地元の高校の様子を知ることができる良い番組になっていた。
・過去数ヶ月のコロナ禍のなか、高校でのオンライン授業について高校生がどのように受け止めているかの情報もあり、現状をうまく伝えていた。
・基本的には高校の様々な面、特に文化活動を紹介しており、地元の高校のことを知るよい機会となる番組だった。
・英語科をいち早く導入するなど、県ヶ丘高校は教育面で比較的先進的な試を進めてきた高校なので、探究科については、単に信州学を学んでいるということだけでなく、もう少し詳しい説明が欲しかった。
・近年の全国的傾向のようだが、応援団に女子学生が多く参加しており、最近の高校の雰囲気がよく出ていた。
・東京六大学でも女子の応援団長が次々誕生していることなどを考えると、今後の日本社会で女性パワーが全面に出てくることも、そう遠いことではないように感じた。

5.審議期間の答申又は意見に対してとった措置の内容
 前審議会で指摘された諸事項に関しては、関連部署に伝え、 今後の番組作りに役立てるように検討を促した。

                                        以上