「第37回 邦楽(三曲)鑑賞・教授教室」開催報告

FMまつもと・サンリン共催
「第37回 邦楽(三曲)鑑賞・教授教室」

令和2年2月3日(月)6時間目(午後2時35分~午後3時25分)、
松本市島立の松本市立高綱中学校(=担当・音楽専科 矢野口忍先生)の
音楽室において、1年115名を対象に邦楽(三曲)鑑賞・教授教室を開催しました。

「春の海」「さくら」「六段の調」などの有名曲のほか
生徒たちにもお馴染みのヒットナンバー「パプリカ」が
和楽器で演奏されると、驚いた様子で聞き入っていました。

今回は、参加した生徒の皆さんと矢野口先生から感想をいただきましたのでご紹介します。

【生徒の皆さん】
・6時間目に、琴や尺八の演奏を久しぶりに聴きました。琴を自分で弾いてみて、難しさがよく分かっていたので、あんなにできるんだなぁと感動しました。十七絃は生で初めて聞いた気がしますが、とても振動がきました。迫力がすごかったです。

・僕は、さくらの最初の部分を弾くのも難しくてできなかったけど、あんなに速く弾けるなんてすごいと思いました。パプリカも和楽器で弾けるなんてすごいと思いました。

・和楽器は、和から洋の曲まで弾けるのですごいなと思いました。そして、柱を調節しながら琴を弾くのは大変なのにすごいと思いました。和楽器の演奏を身近で聴けてよかったです。

・すごい手の速さで音を変えたり、止めたりとすごいと思いました。私も琴を弾いたけど大変だったので驚きました。3人の音が合っていてきれいで、日本にもこんなにすごい楽器があるのは良いことで、もっと見たいと思いました。

・六段の調べは授業でも少しだけやりました。両手を使うのでとても難しかったです。それをあんなに上手にできるなんてプロってすごいなと思いました。

・今日は琴の演奏会がありました。そこで使われた楽器は、琴。尺八、三味線の3つでした。あの楽器で僕たちの知っている曲を演奏できてすごいと思いました。このときのことを部活で生かせることがあったら生かしていきたいです。

・6時間目に学年で琴を聴きました。アルトリコーダーに入る前に琴を勉強していました。特に「さくら」という曲を練習していたので、プロの方に琴や尺八で演奏してもらえて良かったです。そして、最後にパプリカを演奏してくれました。とてもよく知っている曲なので、聴いていて楽しかったです。

【矢野口先生】
・小学校高学年の時に音楽の授業で琴を演奏したことがありますが、ピアノなどとは異なり、一音一音奏でることがすごく大変だったという記憶があります。それを、全身を使い、巧みに演奏されており、さすがプロの方だなと聞き入ってしまいました。尺八や三味線と琴といった音色の違う楽器の、それぞれの音の重なり合いもとても素敵でした。自分で好んで聴く曲や生活の中で耳にする曲は、J-POPが多いですが、日本の伝統的な曲のよさを今日改めて考えさせられました。琴・三味線・尺八の3重奏を聴ける経験は人生で滅多に無いと思います。そんな経験を今回させていただきありがたかったです。生徒たちも含めて、今後の人生の糧となる素晴らしい演奏をありがとうございました。

※毎週月曜日 午前11時30分~午後0時00分 放送
 「日本の伝統音楽 “有賀喜栄の邦楽三曲”」
 番組関連の出前授業です。