FMまつもと・サンリン共催
「第31回 邦楽(三曲)鑑賞・教授教室」
平成31年4月25日(木曜日)2時間目(午前9時10分~9時50分)、
安曇野市明科の安曇野市立明北小学校(=音楽専科・松下由起子先生)の
視聴覚室において、4・5・6年生 55名、職員6名を対象に
邦楽(三曲)鑑賞・教授教室を開催しました。
年に1度の鑑賞会を楽しみにしている児童も多く、和やかな雰囲気で開催されました。
「さくら」などの有名曲から「千本桜」や「海の声」などの児童たちにも馴染みのある
J-POPナンバーまで幅広い選曲で演奏を楽しんでいる様子でした。
今回は、子どもたちと松下先生から感想をいただきましたのでご紹介します。
【子どもたちの感想】
・4年生の音楽の授業で「さくらさくら」を琴でひいたから、今日の「さくらさくら」が
すごく特別に感じた。より和楽器に興味を持ったし、もっと知ってみたいと思った。
私たちが合奏で使う楽器の音色と、ちがう良さがあっていいなと思いました。
来年も楽しみだし、授業などで機会があったら和楽器を使ってみたい。
・ぼくが一番心に残った曲は「さくら」です。ぼくたちは音楽の時間に
ひいたことがありました。けど音色や音のはねなどが、
ぜんぜんちがいました。ぼくもじょうずにひきたいと思いました。
・4つの楽器の音色がとてもきれいだったし、音楽のふんいきも感じられました。
時間がある時に、和楽器についてもっと調べてみたいなあと思いました。
ぼくは和楽器にちょっと興味を持てたんじゃないかと感じました。
・毎年この季節に演奏をしていただいて本当にありがとうございます。
私は琴が好きです。もう6年なので邦楽教室できけるのは最後でした。
心に残ったのは「春の海」でした。この曲がとっても大好きです。きれいでした。
・ぼくは3つの楽器の伝統やつくり方にとても興味をひかれました。
ぼくも大人になったら、伝統のある楽器に関わることのできる仕事に
つけたらいいなと思いました。貴重な体験、本当にありがとうございました。
・琴、三味線、尺八の音色がとてもきれいでした。すぐ近くできいていたので
心が落ち着いて、どんどんねむくなるくらい美しかったです。
また琴や尺八、三味線のことについて知れてうれしかったです。
おいそがしい中、ありがとうございました。
・私たちは、きくのは3回目でした。同じ曲もきいているはずなのに、
毎年毎年新鮮な気持ちになれるのはどうしてでしょうか?
尺八のやわらかい音色、琴のみやびな音、十七弦の重くゆったりとした音色が
きれいに重なり、自分の気持ちと合わさり、変わってくるのでしょうか。
私は最後に演そうしていただいた「海の声」がとても好きになりました。
和楽器はいつもはあまり見ないし、遠い存在だったけど、
いっしょに歌いたくなりました。本当にありがとうございました。
・私たちは邦楽教室は3回目ですが、何度きいても、
いい曲だな~いい音だな~と思います。尺八の林をふきぬける風のような音、
三味線の力強いひびき、そして、綿でくるんだようなやわらかなひびきの琴。
そのどれもが和楽器でしかかなでることができない音でした。
毎年ありがとうございます。来年は私たち6年は中学へ行ってしまいますが、
来年も明北小学校に来て演そうしてください。よろしくおねがいします。
【音楽専科・松下先生より】
・今年度も邦楽教室を開催していただき、ありがとうございました。
子どもたちからも職員からも「もう少し聴いていたかった」という声が
ありました。明北小学校では4年生の時に「ことに親しむ」ということで
全員が楽器に触れて「さくらさくら」の旋律に挑戦しています。
ですから5.6年生はより興味を持てましたし、4年生は琴に挑戦することへの
ワクワク感が増したのではと思います。和楽器本来の音色の良さを聴くことの
できる伝統的な曲に加えて、子どもたちの知っている曲も演奏してくださり、
楽器の魅力をたくさん見せていただいたり、聴かせていただきました。
また来年度もよろしくお願いいたします。
※毎週月曜日 午前11時30分~午後0時00分 放送
「日本の伝統音楽 “有賀喜栄の邦楽三曲”」
番組関連の出前授業です。