「第10回 邦楽(三曲)鑑賞・教授教室」開催報告

FMまつもと・サンリン共催
「第10回 邦楽(三曲)鑑賞・教授教室」

平成29年2月2日(木曜日)、
松本市島立の松本市立高綱中学校(=音楽科・矢野口忍先生)の音楽室において、
午後1時35分から午後2時25分の間、1年生の生徒94名(職員6名)を対象に
「和楽器鑑賞会」として邦楽(三曲)鑑賞・教授教室を開催しました。

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琴演奏大師範・渡辺邦子先生、同有賀喜栄先生、
尺八演奏師範・渡辺清堂先生による三曲(琴・三味線・尺八)の
演奏を聞いた生徒たちは、「春の海」といった伝統的な楽曲のほかにも
「千本桜」など親しみのある曲が和楽器で演奏されることに驚きながら、
とても楽しんでいた様子でした。また、本物の和楽器を初めて見る
生徒たちも多く、興味をもって鑑賞していました。

今回は、生徒の皆さんと音楽科・矢野口先生から感想をいただきましたので
抜粋にてご紹介します。

【1学年生徒・代表】
「邦楽教室の3つの楽器の中で特に注目して見ていたのは、琴です。
片手で弦をおさえながらもう片方の手で素早くはじく器用さにとても驚きました。
また、お正月によく聞く「春の海」は琴で演奏しているということを
知ることができました。三味線でも「千本桜」をひくことができるとは
思っていませんでした。どの曲にしても三つの楽器が出す音がマッチして
とてもきれいな音色でした。(中略)和楽器について興味がわいたので、
今度、本やインターネットで詳しく調べてみたいです。」

【音楽科・矢野口先生】
この度は、生徒にとっても私たち職員にとっても、間近で和楽器の音色や
演奏されている姿に触れる機会をいただき、こころから感謝申しあげます。
生徒たちの感想にもあるように、和楽器そのものの姿を見たり、音色を
耳にしたりする機会がほとんど無くなってきました。音楽の授業で扱うにも、
映像やCDの音源で鑑賞することが精一杯であることも事実です。
今回のような機会をいただくことで、生の音であるだけでなく、奏者の動きや
気迫、息遣いまでの感じ取れることが、大きな魅力の一つとして感じました。
(中略)貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

※毎週月曜日 午前11時30分~午後0時00分 放送
 「日本の伝統音楽 “有賀喜栄の邦楽三曲”」
 番組関連の出前授業です。

カテゴリー: お知らせ | 投稿日: 2017年1