「第12回 邦楽(三曲)鑑賞・教授教室」開催報告

FMまつもと・サンリン共催
「第12回 邦楽(三曲)鑑賞・教授教室」

平成29年4月19日(水曜日)、
安曇野市明科の安曇野市立明北小学校(=音楽科・北澤美保先生)の
視聴覚室において、午後1時5分から午後1時50分の間、
4年生18名、5年生15名、6年生17名の計50名の児童と職員を対象に
邦楽(三曲)鑑賞・教授教室を開催しました。
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「春の海」や「さくら」などの伝統的な楽曲の他に、
「千本桜」「365日の紙飛行機」などの馴染みのある曲も演奏され、
大変興味深く、楽しみながら聴いている様子でした。
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今回は、児童の皆さんと音楽科の北澤先生から感想をいただきましたので
抜粋にてご紹介します。

【児童の感想】
・三味線の千本桜を聴いて、和楽器でも演奏できるなんて
すごいなと思いました。弦が3本なのに、いろいろな音が出ていてすごいと思いました。
・和楽器の秘密などを知ることができて良かったです。
音色がとてもきれいで迫力のある演奏に、音の世界に吸い込まれるような気がしました。
・尺八を見たことがなかったので、顎を上下に動かすことで
音が変わることにびっくりしました。
・知っている曲から知らない曲まで、どんな曲がでてくるのか楽しみでした。
楽器の特徴や音の調節の仕方なども教えていただき、和楽器の演奏に
挑戦してみたいなと思いました。
・琴は演奏したことがありましたが、尺八と三味線は生で音を聴いたことがなかったので、
びっくりしました。また機会があったら、和楽器の演奏会を聴きたいと思いました。

【音楽専科・北澤美保先生 感想】
 この度は、大変貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。
授業ではCDや映像の鑑賞、また、本校にある数少ない琴に触れるにとどまり、
日本人として生まれ育っているのに、生の日本の音楽や和楽器に触れる機会が無いに
等しいのが現状です。今回このような演奏の機会に恵まれ、
生演奏を聴いたり見たりすることで、CDや映像ではわからない指の動きや息遣い等を
身近に感じ取ることができました。子どもたちに馴染みのある曲を
演奏していただいたことで、日本の音楽や和楽器が身近に感じられたようです。
この教室を通して、日本の音楽に興味を持ち、和楽器に挑戦したいという思いを
抱いた児童も多く、このような機会をいただいたことに心から感謝しております。
本当にありがとうございました。

※毎週月曜日 午前11時30分~午後0時00分 放送
 「日本の伝統音楽 “有賀喜栄の邦楽三曲”」
 番組関連の出前授業です。