第十六回 番組審議会 議事録
1.開催期日:平成28年12月6日(火)14:00~14:55
2.開催場所:エフエムまつもと株式会社・Aスタジオ
3.委員出席
委員総数:5名 出席委員数:5名
放送事業者側出席者:3名
4.議 事
(1)新任スタッフ紹介
(2)開会挨拶
(3)FMまつもと現状報告
(4)番組審議:「地域防災 新発見!」
(5)その他(冬季限定インフォマーシャルについて)
(1)新任スタッフ紹介:FMまつもと担当
<担当> 開会に先立ち、10月から報道ディレクターとして迎えました新任スタッフをご紹介いたします。
長年の経験を活かし、報道、取材関係を担当し、当社スタッフやパーソナリティへアドバイスをします。
<新任者>「コミュニティFMラジオ」というメディアを通じて、松本地域の皆様に「生の声」を
届けることが出来ればと思う。主に、取材、ニュースを中心に担当します。
「全国ニュース」「市民タイムス」の地域ニュースにプラスα、そしてもう一歩 地域に入りこんだ
「FMまつもとの取材・ニュース」を目指したい。松本地域で取材を行い、イベント現場の音や、
子どもたちも含めた関係者のインタビュー音声、写真を、
「ニュース原稿」「取材音源の放送」「番組ブログへの写真掲載」という
ホップ・ステップ・ジャンプのような3段階で形にできるよう進めている。
地域の人々に親しまれる、地域のための「ラジオ」を目指していきたい。
<担当> 新任スタッフへの要請を快諾頂き感謝します。より一層地域と密度を高めることを希望します。
災害時にエフエムまつもとが役立てるよう精進していく次第です。引き続き、皆様のご協力をいただきたい。
(2)開会挨拶:FMまつもと担当
本日はお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。
今月25日に開局3周年なり、3年前の今頃は開局の直前で忙しかったことを思い出します。
本日の審議番組は「地域防災 新発見!」です。
防災・減災を念頭に置いた地域密着の学生主体の番組になります。
それでは、よろしくお願いいたします。
(3)FMまつもと現状報告
・J2リーグ・松本山雅FCホーム戦中継は、今シーズンの全日程が終了した。
リスナーや他コミュニティFM局からも多くの反響をいただき、来シーズンも引き続き中継を
実施したいと考えている。放送試合に関しては、今シーズンはイレギュラーもあったが
基本的にひと月に1試合というスケジュールで中継を行った。
少数スタッフで実施して非常に大変な状況だったが、8月に開催した株主総会では
「ホーム戦を全試合放送してもらいたい」という要望もあり、諸々の状況を加味して
来シーズンは放送スケジュールを検討していく予定。
・FMまつもとニュースについても充実してきており、さまざまな取材を行っている。
・今年は松本市と「災害時におけるラジオ放送の要請に関する協定」を締結したが、
万が一大きな災害が起きた時、松本広域8市村との繋がりは非常に大切だと考えている。
(4)番組審議:「地域防災 新発見!」
毎週金曜日 午前9時00分~9時30分
出演者:松本大学 学生有志
【番組概要】
災害が起こった時のために日頃から考えておきたい防災・減災について、
松本大学の学生が話し合い、提案する番組。
防災士の資格を持っている大学生が、防災・減災に関する知識と技能を発信する
「地域防災のコーナー」、実際に東日本大震災の支援を継続的に行っている学生が、
被災地支援を続けているからこそわかる【被災地の今】【学生が感じたこと、学んだこと】を
自分の言葉で発信する「被災地支援のコーナー」で構成。
<審議>
・もう少し「ラジオ番組を作っている」という意識があれば良い。進行役になるような人が
いれば良いと思う。
・実際に被災地で自分の目で見たもの、肌で感じたものを、学生が自分で話すことに意味がある。
メディアから流れてくるプロとは違う、学生目線で番組が出来るのはとても良い。
・学生が「よくこんなに上手に喋っているな」と思う。最近ではこんなに喋れる学生が
珍しいくらいではないか。不器用だけど真っ直ぐな言葉というのはある意味この番組の良さでは。
とはいえ、学生には、不特定多数が耳にする「ラジオ」というメディアに出演している
自覚を持って話してほしい。
・30年以内に松本に大きな地震が来ると言われ、15年。学生が斬る「防災」はとても深い。
「地域防災のコーナー」で非常食・保存食を実際に食べ、反応がとても素直だった。
味の感想や、パッケージにある災害用伝言ダイヤルの利用方法の説明など、
一生懸命言葉で伝えていることが分かった。
・危機感を抱くのは年配世代と思っていたが、学生が語っているから響くという事はある。
友達が出演していればラジオを聞くと思う。
・防災士という資格がある事を知らなかった。この番組をきっかけに、防災士という資格を
知る人も多いのではないか。学生のコーナーは「家族の絆」ということだったが、
もう少しまとめて吟味してみると伝わることも多いと思う。大学生目線の防災番組だが、
高校生や中学生などにもそういった意識や知識を高めてほしい。高校の放送部などにも
番組制作を提案するのも良いのでは。
・かんパンの缶を開ける音は、ラジオの良さが出て効果的で良かった。
実際の音が聞こえるととても臨場感がある。
・大地震などの大きな自然災害を取り上げているが「地域防災」という点で小さな災害にも
スポットを当てればどうか。
・この時期は、大雪や道路の凍結などにも注目すると良い。
(5)その他
<冬季限定インフォマーシャルについて>
・降雪災害や道路凍結についての注意喚起インフォマーシャル
「雪が降ったら気をつけて!」が12月から開始。
(放送期間は来年3月末までを予定)
以上