FMまつもと・サンリン共催
「第79回 邦楽(三曲)鑑賞・教授教室」
令和7年6月18日(水)第2校時(午前10時15分~11時05分)
松本市波田の長野県梓川高等学校(=音楽科・朝倉美和先生)の
音楽室において、音楽選択の3年生25名、教職員2名の計27名を対象に
邦楽(三曲)鑑賞・教授教室を開催しました。


以下、生徒の皆さんと、朝倉先生から感想をいただきましたのでご紹介します。
【生徒の感想】
•尺八はもともとお坊さんの修行の道具から発展したと知り、さらに興味が深まりました。
•「春の海」はお正月によく聞く曲だけれど、実際に聴くとより迫力があって、それぞれの楽器がマッチしていてよかったです。
•箏、尺八、三味線について、それぞれの楽器の特徴の説明や由来、歴史のお話をしていただき、いろいろなことを知ることができました。最後のプログラムは「?」でどんな曲だろうと思ったら、「鬼滅の刃」の曲でサプライズもとても盛り上がりました。一番印象に残っているのは「春の海」で、街でよく聞く曲だけれど、馴染みのある曲をきちんと聴くことができて良かったです。
•筝、三味線、尺八で想像していたよりも様々な音色を奏でられるのだと知りました。指や身体全体を使って演奏される音の響きがとても素敵でした。
•昔の曲だけでなく現代の曲も演奏してくださいました。三味線と箏、尺八、それぞれがどのような音色なのか知ることができました。尺八の吹き方を教えていただき、難しそうだと感じました。
•尺八も三味線も動画で見るよりはるかに迫力がありました。箏も曲によって弦を弾く強さを調節していてすごいと思いました。
•箏の音が意外と大きかったです。全部の弦を使った演奏が圧巻でした。特に17弦の箏が入った時の音色がとてもきれいでした。神秘的な音色だと感じました。
•普段聞くことができない楽器の演奏に触れ、貴重な経験ができました。知っている曲もありとても楽しかったです。演奏者の息が合っていてすごかったです。
•箏の演奏は、弱く儚い感じと力強い音色のどちらもありました。心地よい音色だと思いました。尺八はビブラートの種類が結構あるように感じました。三味線は難しそうだけれど迫力があってすごかったです。箏で弾く「千本桜」がとてもかっこいいと思いました。
•今までずっと箏の音が好きだったので、鑑賞会で聞く機会がありとても良い経験になりました。演奏のなかで尺八は優しいサポートをし、その息づかいも音楽の一部となっていました。「さくら」と「春の海」が特に印象に残りました。素敵な演奏でした。
【朝倉先生より】
3年生の音楽の授業で演奏していただきました。今後、社会へと羽ばたく生徒にとって、自国の楽器について知る大変貴重な機会となりました。
先生方のわかりやすく専門的なお話と、高度な技術を伴う臨場感あふれる演奏に圧倒された1時間でした。
大変お忙しい中、本校まで足を運んでいただき、クラスの仲間みんなで邦楽を楽しませていただいたことは、私たちの学校生活において忘れられない体験になりました。
素晴らしい演奏を誠にありがとうございました。併せまして協賛のサンリン様に心より感謝申し上げます。
※毎週月曜日 午前11時30分~午後12時00分 放送
「日本の伝統音楽 “有賀喜栄の邦楽三曲”」
番組関連の出前授業です。