第五十四回 番組審議会 議事録

第五十四回 番組審議会 議事録

1.開催期日:令和7年11月28日(水)
 
 
2.開催場所:エフエムまつもと株式会社
※各委員宛に審議番組の音源を送付し電子出席と書類上での審議を実施。
 
   
3.委員出席
  委員総数:5名 出席(提出)委員数:5名
 
 
4.議 事
(1)FMまつもと現状報告
(2)番組審議:「松本サマーフェスト2025」

(1)FMまつもと 現状報告:FMまつもと担当
 10月期から、朝の生放送「おはよう791」の担当パーソナリティーを新たに1名迎えた。また、来月には毎年恒例の年末特別番組を実施予定。

(2)番組審議
・FMまつもとスペシャルサマープログラム「松本サマーフェスト2025」

<審議対象回放送日>
・令和7年8月27日(水) 午後7時00分~午後8時00分

<番組概要>
松本の夏の風物詩ともいえる野外レストランの饗宴「松本サマーフェスト」
イベント開催期間中の8月23日(土)に会場の松本市中央西公園(花時計公園)特設ステージで行った公開録音の様子をお届けします。

<番組審議内容> ※各委員から提出された意見を掲載
(委員1)
・松本サマーフェスト2025 の公開録音ということで、スタジオにはない臨場感を感じました。スペシャル番組として、イベントそのものの会場の賑やかな盛り上がりが伝わりました。
・サマーフェストの今までの経緯、来場者への想いやどんな楽しみ方ができるかなどもゲストから伝わりました。自然にインタビューされていたので、サマフェスを初めて知る方も、毎年楽しみにしている人にとってもとてもワクワク感がある番組に感じました。
・パーソナリティーの布野えいじさんのゲストへの投げかけがとても上手で、会場の皆さんを巻き込んで話される感じがとても楽しくなりました。
・ゲストも、ビールの種類や、おすすめの組み合わせなど、繰り返し伝えていたので、会場へ行きたくなる公開録音だったと思います。
・会場参加者の声も入り一層臨場感が湧く感じがしました。地元密着感のある番組としてエフエムまつもとの魅力が出る番組だと感じました。

(委員2)
・映像のないラジオという特性を踏まえつつ、イベントの概要や楽しみ方が簡潔かつ要領よく伝わる構成になっていた。アナウンサーの現地リポートにより、会場のにぎわいや臨場感が音声だけでも十分に伝わり、松本サマーフェストの魅力を効果的に紹介していた点を高く評価したい。
・主催者インタビューでは、18回目となるイベントへの思いや地域への貢献意識など、運営側の熱意がしっかりと伝わってきた。また出店者インタビューでは、店ごとのおすすめ商品やこだわりなど具体的な情報が加わったことで、番組に深みが生まれ、リスナーの興味を引きつける内容となっていた。
・ビールをはじめ飲食を楽しむ来場者を想定しつつ、音楽や会場音などを交えた構成により、イベントに行ってみたくなる気持ちを自然と高める番組づくりができていた。特にビール好きのリスナーにとっては、雰囲気と情報の両面で「行ってみたい」と感じさせる高い誘引効果があったと評価できる。

(委員3)
・イベントそのものの楽しさが直に伝わってきて、その雰囲気を感じる番組づくりになっていました。
・番組の内容にあった音楽の選曲だったと思いますが、インタビューと音楽の繰り返しの単調さと、1曲1曲が長すぎて多少の間延び感を覚えました。

(委員4)
・布野さんの声、話し方が落ち着いているので、賑やかなイベント会場での公開収録でしたが、とても聞きやすくて良かった。
・お客さんの盛り上がっている声が入っていて、会場の賑わいや楽しそうな雰囲気がとてもよく伝わってきました。噴水で遊んでいるお子さんの様子など、とても微笑ましかった。
・サマーフェストに関わる方々のお話を聞けて、イベントの歴史なども知ることができ良かった。
・様々なビールや食べ物の説明も面白かった。お店の方の解説は、現地でなかなか聞くことができませんが、番組でゆっくり聞くことができたことはとても良いと思いました。
・1 時間の番組でしたが、いろいろなゲストの方のお話を聞くことができ、聞いていてあっという間でした。
・選曲も夏らしい盛り上がる曲ばかりだったので良かった。
・ジングルのパターンがもう少しあるといいなと思いました。
・サマーフェストの名前は知っていても、どんなイベントか知らない人もいるので、イベントの雰囲気が伝わるこうした番組は足を運ぶ良いきっかけになると思います。
・布野さんやゲストの方もおっしゃっていたように、最近、松本の駅前が少し寂しくなってしまったように感じていましたので、このように盛り上がるイベントがあることを伝えるのはとても意義があると思いました。

(委員5)
・本公開録音は、松本サマーフェストが培ってきた地域イベントの魅力を、音声メディアを通じて伝えようとする思いが感じられました。ビールや飲食ブースの紹介も多彩で、出演者がそれぞれのおすすめを語る部分は、聴いていて興味を引く内容でした。また、夏らしい音楽も盛り込まれていて、季節感とフェス特有の解放感が表現されていたと思います。
・会場には暑さにもかかわらず多くの来場者が訪れていたとのことでしたが、その音声だけではやや伝わりにくかった印象がありました。歓声や環境音の効果的活用など、音響演出することでリスナーに届く臨場感が一層高まるのではないかと思います。
・松本パルコや井上閉店後、中心市街地の賑わいが課題となる中、花時計公園でのサマーフェストが市街地の活気につながっている点は、とても大切な要素だと感じました。
・総じて、サマーフェストの魅力を音声でどう表現するかという挑戦が見られ、特に飲食の紹介は聴く楽しさがありました。今後は、音声メディアならではの演出をさらに工夫することで「行ってみたい」と思わせる番組づくりの更なる発展を期待しています。
 
  
5.審議期間の答申又は意見に対してとった措置の内容
前審議会で指摘された諸事項に関しては、関連部署に伝え、今後の番組作りに役立てるように検討を促した。

                                    以上