第四十七回 番組審議会 議事録

第四十七回 番組審議会 議事録

1.開催期日:令和5年7月26日(水)

2.開催場所:
※各委員宛に審議番組の音源を送付し電子出席と書類上での審議を実施。
※長野県松本管内のコロナ感染状況と注意事項を鑑みるとともに当社の狭いスタジオに収納できる人員数も考え、今回の番組審議会は書類上で行うこととした。
  
3.委員出席
  委員総数:5名 出席(提出)委員数:5名

4.議 事
(1)FMまつもと現状報告
(2)番組審議:『夏をかけぬけろ!高校球児達!! 2023』

(1)FMまつもと現状報告:FMまつもと担当
当社のゲスト等スタジオ入室者の出入りを解禁しているが、新型コロナウイルス感染症への基本対策は継続している。一方、身近でコロナ罹患者も出てきているため注意を呼びかけている。

(2)番組審議
第105回全国高等学校野球選手権長野大会応援番組『夏をかけぬけろ!高校球児達!! 2023』

<審議対象回放送日>
・令和5年 7月3日(月) 午後5時30分~5時45分〈松本県ケ丘高等学校、松本第一高等学校〉

<番組概要>
7月8日(土)に開会する「第105回全国高等学校野球選手権長野大会」。今年もFMまつもとでは甲子園出場を目指す中信地区の高校球児たちにスポットを当て、各校にインタビュー取材を実施。
※2週間にわたる短期連続シリーズ企画のため、審議委員会では任意の1回(15分程度)を委員の皆様にお聞きいただいた。

<番組審議内容>※各委員から提出された意見を掲載

・今回の番組全体については、総じてインタビューの質問がありきたり過ぎて、高校野球の県大会に向けてリスナーが興味を持つような工夫が見られなかったように思う。改善を求めたい。
・松本県ケ丘高校へのインタビューで、監督が指導方針として「勝つ資格」を言っているのだから、そこをもう少し具体的に尋ねることが必要だったのではないか。
・松本県ケ丘高校主将へのインタビューで、主将が「プロのトレーニングを取り入れている」と言っていることに対し、それはどんなことなのかを尋ねて欲しかった。
・松本第一高校のインタビューに関しては、監督が不在ならば日を改めるなりしてでも、きちんと監督へのインタビューをするべきではないか。リスナーに番組制作の劣化を印象づけ兼ねないので、注意すべき点だと感じる。
・松本第一高校で注目選手のインタビューがあり、2人目の佐々木遊撃手は、プロのスカウトも注目している選手なので、もう少し下調べをするなりしてリスナーの興味をひくような方向に仕立てる方法があったように思う。

・全国高等学校野球選手権長野大会応援番組は以前も審議の際に聞いたが、とても興味深く各学校の様子を知れる番組で、地域戦が盛り上がる様子を感じる。
・冒頭、各学校の目標、スローガンや今年の部員数の紹介が端的にまとまっていて聴きやすく、その後のインタビューの入りの流れが聴きやすくてよかった。
・インタビューの内容も、監督、マネージャー、選手それぞれの声があることで、それぞれの想いが直接伝わり各学校の個性があって良い。
・監督へのインタビューで今年のチームの特徴、生徒の様子が分かり、マネージャーの声、そして選手の声それぞれの内容が学校の個性が伝わりよかった。
・インタビューの内容もよかった。甲子園へ向けての様子やこだわりの練習法などリスナーが聞きたい内容であり、また、監督へのインタビューで 「野球を通じてどう学んでほしいか?」の質問が興味深かった。
・実際に試合が見れなくても、ラジオを通して応援したくなる番組だと感じた。

・毎年恒例で試合観戦前に楽しみにしている方が多い番組だと思う。
・各校へのインタビュー項目は画一的になりがちだが、インタビュアーが昨年のチームとの違いなど、今年のチームの特徴をうまく引き出していて、テンポも良く、飽きずに面白かった。
・実際の試合を観戦したくなるような期待感が膨らむ内容だった。
・昨年はブラスバンドの音量が話している声と重なり気になったが、今年は抑えていて内容をしっかり聞けた。
・選手やマネージャーのインタビュー中に、現場の練習の掛け声や打球音が聞こえて、臨場感があり、とても良かった。
・インタビュー終わりに、それぞれのチームの掛け声(気合い)が入っていて、区切りとして引き締まるものだった。

・学校紹介とインタビューを中心に、試合のスケジュールなども紹介されていて、全体として、バランスの取れたわかりやすい構成になっていた。
・チームのスローガンやストロングポイント、練習方法、注目してほしいところ、大会目標など様々な質問で、チームの魅力を引き出していたと感じた。
・特に、県ヶ丘高校は、監督、マネージャー、主将それぞれのチームにかける想いが伝わってきて好感が持てた。
・その点、第一高校は、監督の都合がつかなかったこともあり、選手のみのインタビューになってしまったところは少し残念だった

・高校球児の野球に対する意気込みが伝わって来る良い番組だ。
・音声が明瞭で、ハッキリ聞き取れた。BGMも野球の応援曲を使っていて、番組全体の雰囲気を盛り上げていると思う。
・歌詞のある曲をインタビュー音声と重ねると、大事なインタビュー音声が聞き取りにくくなるので、歌詞の無いものの方がいいと思う。
・校歌を使うなら別のタイミングでも良いと思う。
・インタビュー番組は、やはり音声だけでなく顔の表情が伝えることが大きいと思う。その意味で、ラジオでインタビューだけの15分間番組は難しいと思う。もう少し短くするか、内容や伝え方を工夫することができればより良くなると思う。
・例えば、ラジオ放送は2校合わせて10分程度のコンパクトにとどめ、あとはインタビュー全体、選手やマネージャーの表情、練習の雰囲気などを「続きはホームページで!」という誘導を行い公式ホームページで伝えるなどはどうか。

5.審議期間の答申又は意見に対してとった措置の内容
前審議会で指摘された諸事項に関しては、関連部署に伝え、今後の番組作りに役立てるように検討を促した。

                                    以上