第三十三回 番組審議会議事録

第三十三回 番組審議会 議事録

1.開催期日:令和元年11月27日(水) 14:30~15:20

2.開催場所:エフエムまつもと株式会社・Aスタジオ

3.委員出席
  委員総数:5名 出席委員数:3名 欠席委員数:2名
  放送事業者側出席者:3名

4.議 事
(1)開会挨拶
(2)FMまつもと現状報告
(3)番組審議:特別番組『山形村 ~日本一のそばの里を目指して~』
(4)その他

(1)開会挨拶:FMまつもと担当
お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。
番組審議委員の更改が10月末に終わり、1名が入れ代わり新任期始まりの
審議会となります。どうぞよろしくお願いします。本日お聞きいただくのは、
10月に放送した特別番組『山形村 ~日本一のそばの里を目指して~』 。
山形村はエフエムまつもとの放送聴取エリアでもあり、災害時協定を締結している
自治体のひとつ。今回の番組は、山形村を盛り上げようと若い世代が中心となって
立ち上げた『日本一のそばの里を創る会』の皆さんの活動をクローズアップした
内容となっている。委員の皆さんのご意見・ご感想を頂戴したい。

(2)FMまつもと現状報告:FMまつもと担当
11月末に当社員が1名退職。制作、営業などを一人でこなす総合職の人材を
希望するため、時間をかけて適任者を探していく予定。また、取材に
出てもらう記者も探している。
当社は創業7期目を迎えており、営業の売上も現在微増中。
10月の令和元年台風19号の際は、松本地域の皆さんから
「FMまつもとのラジオやアプリが情報源として役に立った」
「コミュニティFMの必要性、重要性を感じた」というお声をたくさんいただいた。
松本地域の減災・防災を支えるコミュニティFM局として地域に寄り添い、
いざという時の情報源として皆さまに認識していただき、より多くの方に
聞いていただけるよう引き続き頑張っていきたい。

(3)番組審議
特別番組『山形村 ~日本一のそばの里を目指して~』

<審議対象回放送日>
令和元年10月25日(金) 午前8時30分~午前9時00分
(30分番組:再放送有り)

<番組概要>
豊かな大地と清らかな水、美味しい農産物の宝庫 信州・山形村。
山形村には「唐沢そば集落」をはじめ、地元産の素材にこだわった
手打ちそばを提供する店が軒を連ねている。
今回の特別番組では、村の代表的な特産品・蕎麦を通して山形村を盛り上げたいと
集まった仲間『日本一のそばの里を創る会』の皆さんと山形村出身の
当社番組パーソナリティー・小口春菜が“お蕎麦”をテーマに山形村を深堀りします。
『日本一のそばの里を創る会』の発足、11月10日(日)に開催される
「信州山形村 道祖神と新そば祭り」について、そして「やまっちそば」に次ぐ
名物になるべく開発された11月11日に登場予定の新メニューについての話などをとりあげる。

【審議】
・オープニングからとても印象的な構成で、楽しく聞けた。
 「日本一のそばの里を創る会」の皆は話が上手で、聞きやすかったが、特に
 根橋屋の根橋さんの話は聞きやすかった。

・番組の進行を担当していた小口さんも山形村の出身ということで、
 地元への愛はもちろん同郷の皆さんならではの話題や盛り上がりという
 ところに好感を持った。

・BGMで使われていたオーケストラの音楽の音量が大きく感じた。
 聴く環境によって変わるとは思うが、管楽器の音が会話よりも前に
 出てきているように感じたので調整すればより良いのではないか。

・20~40代の元気のある世代で地元を盛り上げようという熱い気持ちが
 伝わってくる内容だった。「日本一のそばの里を創る会」の皆さんのひとりひとりの
 インタビューにそれぞれの想いや勢いを感じた。意欲のある若い店主とそば生産者が
 手を取って地元の活性化を目指すという明確なテーマの中に、試食会のコーナーでは
 楽しい雰囲気を感じた。そばを食べている時の音もよかった。「伝承そば」の誕生秘話も
 興味深く聞いた。山形村の「信州山形村 道祖神と新そば祭り」にも行ってみたくなった。

・私も一部分のBGMの音量が気になった。悪いというわけではないが、試食会の
 おいしそうな音声があったので、それを活かしたつくりになるともっと魅力的に
 なるのではないかと思った。
 
・新たな名物として誕生させた「伝承そば」については、開発の段階からしっかり
 紹介しているが、山形村の名物として根付いている「やまっちそば」については
 簡単な説明で終わってしまっていたので、もう少し定義や商品について紹介しても
 良かったのでは。

・食レポはラジオでは難しいと思っていたが、今回の伝承そばの試食の部分は、
 おいしそうだった。会の結成のいきさつ、伝承そばの開発秘話、そしてお披露目に
 向けての試食会と全体的にしっかりとした番組構成でとても良い内容だと思った。

・番組を聞く前に山形村の提供番組とうかがったので、行政番組にありがちな
 面白さのない真面目一本の番組なのか…と少し斜めに構えて聞いていたが、
 この番組はとても面白かった。地元の特産物を使って地元を盛り上げるということで、
 地産地消と地元活性化という2つのテーマを強く感じた。

・地元に元気な人がいて、こうやって新たな名物を生み出して盛り上げていこうという
 姿勢に好感を持つ。仲間の年齢も近く、楽しく取り組んでいることが伝わってくる
 素敵な仲間だ。

・「日本一のそばの里を創る会」という会の名前にもあるように、
 ぜひ外に向けて発信してほしい。日本に誇る、そして世界に誇るそばの里を目指して
 これからも活動してもらいたい。松本地域もそうだが、やはり地方というのは
 考え方や目標というのがどうしても内側に向きがちなのでグローバルな視点で
 物事を考えて欲しい。

・FMまつもとはコミュニティFMだが、インターネットラジオでは世界各国どこでも
 聞けるので、山形村のお蕎麦もぜひグローバルに羽ばたいて欲しい。
 世界に通用するポテンシャルはあるので、ぜひ夢や目標は大きく頑張って欲しい。

・とても良い内容だった。若い世代の着眼点で作られていて、
 本当に熱量を感じた。地元ならでは、という番組だった。

(4)その他
・今年のサッカー実況生中継は、残り1回(12月・今シーズンの最終節)。

・毎年恒例のスペシャルウィーク(12月14日~20日)で
 リスナープレゼント企画を実施予定。12月20日には特別番組を放送。
 松本市内から中継も行う。

5.審議期間の答申又は意見に対してとった措置の内容
 前審議会で指摘された諸事項に関しては、関連部署に伝え、
 今後の番組作りに役立てるように検討を促した。

                                        以上